銀座四丁目の、というよりは銀座のランドマーク的存在である「銀座和光」。
日没とともにライトアップされ、立ち止まって写真を撮る姿も少なくない。
銀座和光は昭和7年に服部時計店(後のSEIKO)本店として、渡辺仁の設計によって竣工した。
屋上の時計台がシンボルで、かつては「ゆく年くる年」でダークダックスが蛍の光をそこで歌うのが恒例だったという。
最近はユニクロやGUといった大衆向けの店も見られるようになった銀座だが、東海道でもある中央通り沿いにはアンパンの木村屋を始め、山野楽器、ミキモト真珠、教文堂といった老舗が軒を連ねていて、辛うじて銀座の伝統を保っている。
(2022.01.03)