重厚な蔵造りの町家が建ち並び、「小江戸」と呼ばれている川越。
実はこの町並み、明治36年の川越大火で大半が焼失してしまい、商人たちが東京から大工や職人を呼び寄せて市街地を復興させたものだ。
正確には、江戸時代の町並みではなく、明治時代の町並みということ。
日中は観光客であふれかえる蔵の町並みも、日が暮れると人の数も減ってしまう。
暗くなるとともに時の鐘や蔵造りがほのかにライトアップされ、ノスタルジックな街並みに変貌する。
もっとも、幹線道路になっているせいか車の通行量は相変わらずで、路線バスも普通に行き来している。
シャッタースピード優先のAVモードで撮影しているが、車線が目立って写っているので、如何に車の往来が激しいかが分かるだろう。
背後に写っている旧国立八十五銀行本店。
大正7年に建てられた、歴史のあるもので、最近までりそな銀行川越支店として現役で使われていた。
川越には何度も訪れているが、今回見ると、白い塀に囲まれていた。
老朽化が進んでいることが見た目からも分かるのだが、そのまま取り壊されるだろうか。