境内からスカイツリーを望めるが、この冬は様相が異なる。
昨年の11月10日から今年の2月15日にかけて、牛嶋神社がイルミネーションで彩られるのだ。
神社でイルミネーションというのは珍しい。
そのイルミネーションとスカイツリーのライトアップのコラボレーション、やはり写真を撮る姿を多く見かける。
毬型の竹あかりがあらゆる色に彩られ、ライトアップされたスカイツリーを幻想的に見せてくれる。
牛嶋神社の歴史は古く、貞観2(860)年に天台宗の円仁(慈覚大師)の御神託で創建されたというのは神仏習合思想の影響だろう。
社名の通り牛と縁が深く、境内には二体もの撫牛が鎮座している。
撫牛というと菅原道真を祀る天満宮が真っ先に出てくるが、あちらが「天神信仰」が由来なのに対し、こちらは疫病の神様「牛頭天王=スサノオノミコト」の信仰が由来で、牛を撫でると疫病に罹りにくいとされている。
撫牛もイルミネーションに囲まれてライトアップされているが、どのようなお気持ちで鎮座されてるのだろうね?
(2023.02)