夜の風景~Sunset Landscape~

東京や近郊、時には遠方で撮った夕暮れの風景を掲載しています。

夜の真壁

夜の真壁
撮影日時: 2024:02:22 17:59:28  ISO感度: 200  露出時間: 8 (8/1) 秒
露光補正値: 0 EV  絞り: f/8  焦点距離: 15 mm

桜川市真壁伝統的建造物群保存地区は、筑波連山の麓に位置し、戦国期に築かれた真壁城の城下町を起源とし、廃城後の江戸時代に設置された笠間藩の陣屋を中心に完成された町割りが良く残る。
江戸時代末期から昭和初期までに建築された見世蔵や木造店舗等の多種多様な伝統的建造物が存在する町並みを筑波連山の山並みがより一層引き立てている。

文化庁「重要伝統的建造物群保存地区一覧」と「各地区の保存・活用の取り組み」より 桜川市真壁

 

筑波連山の麓に位置する茨城県桜川市真壁地区。

戦国時代までは真壁氏が領有し、真壁城を擁する城下町だったが、関ケ原の戦いで西軍に付いた佐竹義宜が秋田へ転封されるとこれに随行し、替わって笠間藩の浅野家が入る。

笠間藩は廃城跡に陣屋を設けるとともに町割りを施行、各地から物資が集散するようになり、真壁は在郷町として発展する。

当時の町割りがほぼ今も残り、江戸時代~近代にかけての町家や屋敷、土蔵など歴史的建造物が点在し、うち104棟が国の登録有形文化財に指定されている。

重伝建指定は平成22年、伝統的な町並みを活かして町民有志で始められたのが「真壁のひなまつり」である。

日没後の真壁を撮影したが、日が暮れるとともに開いていた店舗が一斉に閉まり、時折車の通行が目立つほどで人通りもほとんどなく、早くから静かな町に。

重伝建指定を受けたとはいえ、観光客向けにライトアップという向きはなく、普段着のままの夜の街という風だった。

かつては土浦~岩瀬間を筑波鉄道が走っていたが、廃線後は路線バスが住民や訪問者の重要な足となっている。

現在も岩瀬駅筑波山口からのバスの便があるので、アクセスはさほど悪くない。

 

 

photohito.com

 

 

夜の真壁
撮影日時: 2024:02:22 17:34:26  ISO感度: 200  露出時間: 15 (15/1) 秒
露光補正値: 0 EV  絞り: f/22  焦点距離: 21 mm

photohito.com

 

 

夜の真壁
撮影日時: 2024:02:22 17:44:59  ISO感度: 200  露出時間: 25 (25/1) 秒
露光補正値: 0 EV  絞り: f/10  焦点距離: 15 mm

photohito.com

 

 

夜の真壁
撮影日時: 2024:02:22 18:08:53  ISO感度: 200  露出時間: 5 (5/1) 秒
露光補正値: 0 EV  絞り: f/8  焦点距離: 15 mm

photohito.com

 

 

夜の真壁
撮影日時: 2024:02:22 17:51:21  ISO感度: 200  露出時間: 13 (13/1) 秒
露光補正値: 0 EV  絞り: f/4  焦点距離: 19 mm

photohito.com



夜の真壁
撮影日時: 2024:02:22 17:49:33  ISO感度: 200  露出時間: 6 (6/1) 秒
露光補正値: 0 EV  絞り: f/5.6  焦点距離: 19 mm

photohito.com

 

 

夜の真壁
撮影日時: 2024:02:22 18:05:10  ISO感度: 200  露出時間: 20 (20/1) 秒
露光補正値: 0 EV  絞り: f/8  焦点距離: 19 mm

photohito.com

アメヤ横丁(アメ横)

アメ横(アメヤ横丁)
撮影日時:2023:10:20 17:33:10 
ISO感度:200 露光時間:2秒 絞り:f/22 焦点距離:22m
所在地:東京都台東区上野6‐10‐7
アクセス:JR・京成・東京メトロ上野駅、JR御徒町駅東京メトロ上野広小路駅
仲御徒町都営地下鉄上野御徒町駅から徒歩

 

JR上野駅御徒町の間の高架下に伸びる商店街「アメヤ横丁」、略して「アメ横」。

名前の由来だが、砂糖が入手しにくかった戦後間もない頃に飴を売る露店が多かったという説(飴屋横丁)、アメリ進駐軍の放出品を売る店が多かったという説(アメリカ横丁)という二つの説が有名だが、いずれにしても闇市由来の商店街であることは確かである。

周辺には様々な商品を扱う商店が所狭しと並び、威勢のいい呼び込みの声が飛び交っている。

 

photohito.com

夜の浅草寺

youtu.be

 

夜の浅草寺の風景をVlog形式にまとめてみました。

あくまでもテスト形式での作成ですが、ご覧いただけたら幸いです。

 

雷門で有名な浅草の定番観光スポット・浅草寺

休日はもとより、平日日中も修学旅行生やら外国人観光客やらでごった返すほどですが、日没ともなればライトアップされ、幻想的で見る者を圧倒させられる。

プロデュースしたのは世界的な照明デザイナー石井幹子氏。

平成15年[2003年]からライトアップが行われていますが、毎日日没から23時にかけて、本堂や五重塔、宝蔵門、雷門が照らし出され、朱塗りの建物が鮮やかに浮かび上がる。

昼に訪れるのも悪くないが、ごった返す日中より観光客の数が減り落ち着く夜こそ訪れたい。

 

photohito.com

photohito.com

photohito.com

photohito.com

photohito.com

photohito.com

photohito.com

photohito.com

 

photohito.com

photohito.com

photohito.com

練馬区役所にて

名月。練馬区役所展望ロビーにて撮影。
撮影日時:2024:01:26 17:40:03 ISO感度:200 露出時間:10 (10/1) 秒 露光補正値:0 EV
 絞り:f/8 焦点距離:55 mm

練馬区役所本庁舎の高層棟、最上階の20階にある展望ロビー。

そこは夜8時まで無料開放されている。

スカイツリーサンシャインシティ、新宿副都心などを一望でき、天気が良いければ富士山も望める。

この日は空気が澄んだ快晴ということもあって、夕景も素晴らしく、赤く色づく空に富士山のシルエットがくっきりと映った。

また、この日は満月ということもあって、東京の夜空にまん丸のお月様が大きく浮かんでいたので、その風景も撮影。

公共の施設ということもあって、かなり穴場らしく、ゆっくりと夜景を観賞するのにはピッタリである。

 

photohito.com

 

富士山と大山。練馬区役所展望ロビーにて。
撮影日時:2024:01:26 17:33:48 ISO感度:200 露出時間:10 (10/1) 秒 露光補正値:0 EV 絞り:f/22 焦点距離:55 mm

photohito.com

 

富士山のシルエット。練馬区役所展望ロビーにて。
撮影日時:2024:01:26 17:18:36 ISO感度:200 露出時間:0.167 (1/6) 秒 露光補正値:0 EV 絞り:f/5 焦点距離:100 mm

photohito.com

 

スカイツリーとサンシャイン。練馬区役所展望ロビーにて。
撮影日時:2024:01:26 17:58:23 ISO感度:6400 露出時間:5 (5/1) 秒 露光補正値:0 EV 絞り:f/25 焦点距離:85 mm

photohito.com

 

新宿副都心。練馬区役所展望ロビーにて。
撮影日時:2024:01:26 17:37:48 ISO感度:200 露出時間:5 (5/1) 秒 露光補正値:0 EV 絞り:f/8 焦点距離:55 mm

photohito.com

栃木・嘉右衛門町の夜

前回の蔵の町栃木の夜 - 夜の風景~Sunset Landscape~の続きになるが、栃木市内には蔵の街並みが残る中心街に続く形で重伝建地区があるので、併せて夜の風景を撮ってみた。

大々的なライトアップこそされていないが、暖色系の電灯がレトロっぽさを出していて、暗さは感じなかった。

 

shimataka2023.hateblo.jp

 

 

嘉右衛門町。
撮影日時:2024:01:19 17:47:59 ISO感度:200 露出時間:1 (1/1) 秒 露光補正値:0 EV
絞り:f/3.5 焦点距離:15 mm

蔵の街・栃木はかつて日光例幣使街道の宿場町として栄えたが、その市内北部にある嘉右衛門町が平成24年重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けている。

「嘉右衛門町」という町名は、天正年間に岡田嘉右衛門という人物が荒れ地だった一帯を新田開発したことに由来、江戸時代に入り徳川幕府から「嘉右衛門新田村」という名前をいただいたという。

重伝建地区を代表する「岡田記念館」が湾曲する街道沿いに細長く連ねていて、その中に「代官屋敷跡」という大きな看板を掲げた門がある。

一時期は代官職も勤めていたそうで、現在も26代岡田嘉右衛門が住まわれているという。

 

photohito.com

 

嘉右衛門町・岡田記念館。
撮影日時:2024:01:19 17:50:01 ISO感度:200 露出時間:6 (6/1) 秒 露光補正値:0 EV
絞り:f/3.5 焦点距離:15 mm

photohito.com

 

嘉右衛門町・平澤家住宅。
撮影日時:2024:01:19 17:51:34 ISO感度:200 露出時間:8 (8/1) 秒 露光補正値:0 EV
絞り:f/3.5 焦点距離:15 mm

photohito.com

 

嘉右衛門町・旧ヤマサ味噌。
撮影日時:2024:01:19 17:53:18 ISO感度:200 露出時間:0.5 (1/2) 秒 露光補正値:0 EV
絞り:f/3.5 焦点距離:15 mm

元々は味噌工場だったが、現在はリフォームされ、観光の拠点として案内所として使われている。

 

photohito.com

 

嘉右衛門町・油伝味噌。
撮影日時:2024:01:19 17:58:03 ISO感度:200 露出時間:8 (8/1) 秒 露光補正値:0 EV 絞り:f/4.5 焦点距離:18 mm

天明年間創業の味噌問屋、明治時代の土蔵ほか5棟が国の登録有形文化財になっている。

現在もその一画で味噌田楽のお店を出している。

 

photohito.com

 

嘉右衛門町・舘野家住宅。
撮影日時:2024:01:19 17:43:53 ISO感度:200 露出時間:4 (4/1) 秒 露光補正値:0 EV
絞り:f/7.1 焦点距離:17 mm

嘉右衛門町の入口に建っている洋風の外観の舘野家住宅。

伝統的な見世蔵や土蔵が並ぶ中でこうした洋風建築が残っているのは、近世の繁栄が近代にかけて続いていた証左でもある。

 

photohito.com

 

 

 

蔵の町栃木の夜

巴波川沿いの蔵並み。
撮影日時:2024:01:19 17:28:48 ISO感度:200 露出時間:6 (6/1) 秒
露光補正値:0 EV 絞り:f/7.1 焦点距離:20 mm

栃木は日光東照宮へお参りする朝廷の勅使(例幣使)が通る日光例幣使街道の宿場町として栄え、江戸とを結ぶ巴波(うずま)川=利根川水系渡良瀬川支流=の水運で商業町としても繁栄してきた。

その往時の名残りは重厚な見世蔵や土蔵が巴波川流域を中心に軒を連ねていることで見られ、「蔵の町」として広めている。

栃木は廃藩置県後の明治4年から13年間、栃木県の県庁所在地でもあった。

 

冒頭の写真は「塚田歴史伝説館」として使われている街並みで、川沿いに長く続く黒塀に囲まれた旧塚田家の壮大な屋敷群である。

塚田家は江戸時代後期から材木廻船問屋を営んできた豪商。

往時は木材を筏に組んで巴波川から利根川を経由し、行きは一昼夜、帰りは三日三晩かけて江戸深川の木場まで運んだという。

なお、日中は天候が良ければ巴波川の遊覧船が運行される光景が見られる。

 

photohito.com

 

 

 

巴波川沿いの街並み。
撮影日時:2024:01:19 17:36:20 ISO感度:200 露出時間:10 (10/1) 秒
露光補正値:0 EV 絞り: f/7.1 焦点距離:15 mm

こちらは「横山郷土館」として使われている街並みで、両袖切妻造の店舗の両側に鹿沼産の深岩石で造られた蔵が並ぶ。

横山家は店舗の右半分で麻問屋、左半分で銀行を営んでいた明治期の豪商。

左の蔵が文庫蔵、右の蔵が麻蔵として使われ、いずれも腰周りに岩舟石、軒周りに赤レンガと、防災対策を施している。

 

photohito.com

 

蔵が並ぶ街並み。
撮影日時:2024:01:19 18:18:23 ISO感度:200 露出時間:30 (30/1) 秒
露光補正値:0 EV 絞り:f/4.5 焦点距離:15 mm

こちらは200年前に建てられた土蔵3軒を改修、「とちぎ蔵の街美術館」として利用されてきたが、現在は「蔵の街市民ギャラリー」となっている。

元々は近江商人だった善野家の土蔵で、幕末に困窮人救済事業として多くの蔵を建て、金銭や食糧を放出したことにより「おたすけ蔵」と呼ばれていた。

 

photohito.com

 

蔵の町大通り。
撮影日時:2024:01:19 18:32:05 ISO感度:200 露出時間:1 (1/1) 秒
露光補正値:0 EV 絞り:f/4 焦点距離: 20 mm

栃木駅前から伸びる「蔵の町大通り」。

いろいろ撮ったが、そのうち五軒もの店蔵が並ぶ箇所を。

 

 

photohito.com

 

 

youtube.com

夜の江戸橋ジャンクション

夜の江戸橋ジャンクション
撮影日時:2024:01:14 19:49:39 ISO感度:200 露出時間:20 (20/1) 秒 露光補正値:0 EV 絞り:f/22 焦点距離:15 mm

日本橋の近くにある江戸橋ジャンクションを撮りに行った。

供用開始が昭和38年12月11日というから、東京五輪より古いジャンクションで、首都高速では古株だ。

これまた古株でジャンクション夜景の聖地でもある箱崎と比べると、ジャンクション夜景としての知名度が低いように感じる。

日本道路の基点でもある日本橋に近いし、実は日本の高速道路の基点でもあるから、もっと知られていい。

 

photohito.com

 

江戸橋ジャンクション
撮影日時:2024:01:14 19:20:15 ISO感度:200 露出時間:15 (15/1) 秒 露光補正値:0 EV 絞り:f/11 焦点距離:15 mm

 

photohito.com

 

江戸橋ジャンクション
撮影日時:2024:01:14 19:31:38 ISO感度:200 露出時間:30 (30/1) 秒 露光補正値:0 EV 絞り:f/22 焦点距離:20 mm

右手に見えるのが日本橋ダイヤビルディングで、低階層部は昭和5年竣工の三菱倉庫江戸橋倉庫ビルを保存したものである。

 

photohito.com

 

江戸橋ジャンクション
撮影日時:2024:01:14 19:56:04 ISO感度:200 露出時間:25 (25/1) 秒 露光補正値:0 EV 絞り:f/22 焦点距離:21 mm

首都高の下を走る昭和通り関東大震災後の復興事業で新たに整備された道路で、道幅が広いので、昼夜通して交通量が多い。

 

photohito.com

 

江戸橋ジャンクション
撮影日時:2024:01:14 20:19:36 ISO感度:200 露出時間:8 (8/1) 秒 露光補正値:0 EV 絞り:f/6.3 焦点距離:18 mm

こちらは鎧橋の上から撮った江戸橋ジャンクション

日本橋川の上を首都高速の高架が走っているが、用地確保が困難だった当時の苦肉の策であった。

あの日本橋の上を首都高速が走っているのはそのためだが、日本橋周辺の首都高速が地下化が将来に実現されるという。

青空の下の日本橋を見たい気がするのだが、その完成時には生きているだろうか。

 

photohito.com